Cocoonのバージョンアップが行われ、ver2.8.7.1が25年8月11日時点の最新となってます。
grayishについてもスキンのバージョンアップを行なっており、v2.1.0となります。
この記事では、スキンのバージョンアップ内容をお知らせします。
当方が配布しているパターンを使用されていたり、パターンを編集されている方はテーマ更新前後の変化がわかりやすいかもしれません。
パターンを全く使用していない方には特に影響のない内容になります。
主な変更点:パターンエディターでのカラーやフォントの見え方をWordPress6.8の仕様変更に合わせて修正
他:軽微な不具合修正

パターンを編集する際の見た目ができるだけ表示側と合うように修正しました!
更新内容:WordPress6.8よりパターンエディタがiframe内で表示されるようになったことへの対応
パターンを独自に作ったり、配布パターンを編集したりしていない限りは気づかない点かと思います。
WordPress.orgのこの点に関しての公式発表記事などを探せてないのですが、エディタのパフォーマンス向上やスタイルの分離、セキュリティ強化を目的とした変更であるようです。
WordPress6.8以前は、パターンエディタでの見た目と投稿や固定ページのブロックエディタでの見た目は一致していました。
ですが、WordPress6.8アップデート後は
という違いが生まれており、パターンエディタに今まで有効だったスキン独自のカスタマイズが無効になりました。
このため、ver2.1.0ではパターンエディタと投稿などのエディタでの見た目を揃える変更を行なっています。
パターンエディタ内の表示について、WordPress6.8アップデート後は以下の状態になっていました。
- スキン独自テーマカスタマイザーで選択する英字フォント、カラー設定が無効になる
- 見出しH4ブロックの先頭に表示させているチェックアイコン(svg)が表示されなくなった
上記についてCocoonをver2.8.7.1へ更新すると、解消されます。
他、grayishの詳細な変更点については知りたい方は、Githubをご覧ください。
↓コードを確認する
https://github.com/xserver-inc/cocoon/commit/2d4897514425231bdeafe7250de85682b755faef
Cocoon独自のパターン機能とWordPressのパターン機能について
Cocoon独自のパターン機能と、WordPressのパターン機能があることはご存知でしょうか。
それぞれアクセスする手順が異なりますが、それぞれで作成したパターンはどちらからも参照・編集が可能です。
Cocoon独自のパターン機能
管理画面の上の管理メニュー内の「パターン一覧」からアクセスします。

作成したパターンのショートコードが生成され、ブロックエディタ外のウィジェット等でもパターンを使用することができます。

WordPressのパターン機能
これまでのWordPressメジャーアップデートを経てアクセスする場所が変わってきましたが、6.8では管理画面の外観>デザイン>パターンでアクセスします。
パターンのショートコードは生成されません。
パターンの外観が一覧で見れるので分かりやすく、複製もできるようになっています。

WordPress6.8より、Cocoon独自のパターン機能で、段落のリンク、ホバーのカラー設定が反映されない
WordPress6.8以降での話になります。
Cocoon独自のパターン機能で、
パターンエディタで段落のリンク・ホバー時のカラーを変更した場合、エディタ内では反映されません。
※テーマ作者のわいひらさんには報告済みです。
修正するのは難しそうということなので、今後修正の見込みはないと思います。

ただし、
WordPress側のパターンエディタで確認すると、反映されます。
もし、パターン編集で、段落にリンクやホバーの色を設定する場合は、WordPressのパターン機能の方をご利用になっていただければと思います。
なお、
にはどちらのパターン機能で作成しても、反映されます。
他にも同様な表示の違いがあるかもしれません。
また、WordPressのアップデート毎にこういった違いが広がっていく可能性も否定できません。
今後はCocoon独自のパターン機能でパターンを作成するよりも、WordPress側のパターン機能で作成・編集した方がいいかもしれません。
Cocoon独自の方は、ウィジェットなどでパターンを使用したい場合のショートコード取得のみで使用する、などの棲み分けをした方が、良いかもしれないと思ってます。
以上です。